強み?ウリ?無理せず集客するサロンコンセプトの正しい作り方!
3つのコンセプトとは何か?
サロン経営において最も重要なもの、それはコンセプトと言っていいと思います。
しかし、多くのサロンがコンセプトの扱い方を間違ってるように思います。
なぜなら、サロンのコンセプトは3種類あるからです。
その3つのコンセプトとは、
・集客コンセプト
・サロンコンセプト
・パーソナルコンセプト
です。
コンセプトを考えるうえで重要なマーケティングの考え方で、
マーケットインとプロダクトアウトと言われるものがあります。
まず、マーケットインとは、
真夏のアッツイ野外で、キンキンに冷えたビールを販売する。
するとビールが飲める方には飛ぶように売れます。
こうやって、お客様のニーズがすでにあるものを販売することがマーケットインです。
もう一つのプロダクトアウトとは、
美容室でいえば、
クリエイティブな作品を広告に使う。
その広告をみた見込み客は、クリエイティブなものを求めている方にとっては、
『私の探してたサロンが見つかった!』となりますが、
普通のお客さまは、
『奇抜な髪形にされるんじゃないかしら。。。』と心配になります。
実際、サロンにご来店いただければ、お客様の希望の髪形や似合うスタイルを提供されると思います。
しかし、お客様にとっては行ってみないとどうなるかわからないサロンに位置付けられます。
いいものだけど、買ってみないとその良さがわからない商品。
それがプロダクトアウトの商品です。
集客コンセプトの作り方
集客コンセプトを作る際は、マーケットインさせたコンセプトでなければ効果は期待できません。
その集客コンセプトを作るためには、ターゲットを一人に絞ることです。
31歳女性、既婚、1歳の女の子ひとり、専業主婦、結婚前は銀行員。趣味はママ友とランチ巡り
このようにターゲットを理想のお客様となる一人に絞って、ニーズや解決したい問題、困っていることを書き出して、望みがかなえられたり、その悩みが解決できることがわかるフレーズを作る。
それが、集客コンセプトになります。
この話をすると、自分のサロンはターゲットを絞りたくありません!
と言われるオーナーさんもいらっしゃいますが、僕も別にターゲットを絞る必要はないと思っています。
むしろ無理に絞らない方が良いと思います。
しかし、これはあくまで、集客をするために効果的なコンセプトを作るための手段です。
広告宣伝をするのであれば、しっかりターゲットを絞ってニーズを明確にしていく必要があります。
サロンコンセプトの作り方
次に、サロンコンセプトですが、
これは、あなたのサロンがどんなサロンか?
ということになります。
よく、ポータルサイトなどで、
【地中海風のオシャレなお店です】
とか書かれている、あれがサロンコンセプトです。
ちなみに集客コンセプトではありません。
なぜなら、
『地中海風の美容室探してたのよ!』
ってお客様にとっては、ニーズにぴったりですが、
そうじゃないお客様にとっては、
『別に地中海風かどうかなんて関係ないわ!
問題は私の希望を叶えてくれるかどうか。いってみないとわからないな。』
となります。
なので、『地中海風のオシャレなお店』はプロダクトアウトということになります。
『クリエイティブに力をいれてるサロン』もプロダクトアウトのサロンコンセプトになります。
つまり、サロンコンセプトとは、
お客様が何を望んでようが関係ない!
うちの店はこんな店です!
って言うのが、サロンコンセプトになります。
なので、サロンコンセプトがあって、すでに集客の必要がないサロンさんは、無理して集客コンセプトを作る必要はありません。
パーソナルコンセプトの作り方
3つ目が、パーソナルコンセプトです。
これが、実は一番大切です。
パーソナルコンセプトとは、
『私は○○な人間だ!』という、
あなたはどんな人間ですか?ということです。
・何のために、サロンの経営をしているのか?
・私にとって、仕事とは何なのか?
・私にとって、スタッフとは何なのか?
・私にとってお客様とは何なのか?
・私が本当に望んでいるものは何なのか?
これらの答えはあなたの価値観、アイデンティティです。
私は何だ!って答えを自問自答し、明確にしてサロン経営を行うことで、
集客も技術も教育も経営もすべてに芯が通ったサロン経営ができます!
むしろ、この答えが曖昧ならば、ブレブレの経営になってしまいます。
時間がかかってもいいので自問自答するか、
理解者に相談したりしながら、自分の価値観を明確にしていきましょう(^^)
こちらの記事を参考にされるといいですね!
前のブログ記事へ | 次のブログ記事へ |
自分がいなくても売上が伸びる状態にしたい店舗経営者の方へ