店舗経営を改善する正しい手順と8つの要素とは?
経営を改善するにはちゃんと手順がある
まずは現状分析から
経営が悪化して慌てふためいている経営者の方は、
集客方法を必死に探します。
そして、本気でヤバイと思っている経営者の方は、
ネットで散見する集客方法にすがります。
しかし、残念ながら経営状況は改善されず、頭を悩ます日々を送らなければなりません。
なぜなら、集客方法はあくまで集客方法であって、経営が悪化した原因とは無関係だからです。
オープン間もないお店は集客方法が重要になってきますが、
地域に認知されておきながら集客できていないお店には、別の問題がありますので、そこを改善しない限り、集客にお金と労力を使ってもお客様を垂れ流してしまうだけになってしまうのです。
そこで現状分析が必要になってきます。
言うなれば店舗の経営健康診断です。
早速診断してみましょう!
1~10点で点数をつけて測定します。
1.集客力
そのお店に、十分集客出来ているを10だとすると何点か?
2.単価のコントロール
そのお店の平均単価をいくらに設定するのか決めたうえで、値段設定やセットメニュー作成など行えている状態を10だとすると何点か?
3.商品力、技術力
その商品が持っている売れる力はどのくらいか?技術を必要とするならその技術力はどのレベルなのか?
4.販売力
商品やサービスを売る力はどのくらいか?
5.スタッフ教育システム
従業員の教育システムに点数をつけるならどのくらいか?
6.会計管理能力
単価、客数、固定経費、変動経費、利益率など、
会社の数字を見る力はどのくらいか?
7.顧客満足度
顧客満足に点数をつけるとすれば何点か?
8.従業員満足度
従業員満足度に点数をつけるとすれば何点か?
点数を付けてみていかがでしたでしょうか?
これらの要素が全て10点になったとしたらどうでしょうか?
また、
もし、従業員満足度が10点、顧客満足度が10点だとしたら、
集客力は何点になっているでしょう?
実は、集客力を上げるためにも、集客以外の要素を強化していく必要があります。
そして、それには順番があるのです。
経営結果を出す為の順番とは?
まずは、8つの要素を測定して現状分析したあとは、
その中で着手する順序があります。
①まずは、会計管理
数字が見れていないということは、スコアボードを見れない監督が試合の指示を出すようなものです。
店舗経営というゲームに参加するのであれば、しっかりとお金の流れを把握して、何にいくら使えるのか?いくら使うことでどんな結果を引き出すのか?
数字を見て測定して、的確な経営判断をしていきましょう!
②次に、単価のコントロール
売上を上げるためには、単純に言えば、単価を上げるか、客数を増やすかどちらかしかありません。
そして、単価を上げる戦略と客数を増やす戦略では、先に単価戦略をつくらなければなりません。
なぜなら、がんばって集客しても、単価を最大化できていなけえれば、売上を最大化することはできないからです。
アップセル、クロスセル、セットメニュー、高単価商品、セールスファネルなどを使って、理想の単価を作る準備を十分にしていきましょう。
③集客システムの構築
ここで、集客に困っている店舗は、集客システムの構築に入ります。
集客に困っていなければ、最後に回しましょう。
明確なターゲットを設定して、そのターゲットに情報を届けるために、どの集客ツールを使うのか?
どんな情報を伝えるのか?その情報をもとにどんな行動をとってもらうのか?
など、店舗の情報に触れて来店されるまでの導線を丁寧に作りこんでいく必要があります。
④顧客満足度と従業員満足度をイコールで考える
顧客満足度を上げるためには、従業員満足度を上げる必要がありますし、従業員満足度を上げるためには顧客満足度の向上が不可欠になります。
そのために、技術接客など個人スキルの強化、販売力強化を実現するためにスタッフ教育のシステムが必要となってきます。
まとめ
まずは数字を明確にして、結果や過程を正確に見れるように準備する。
それができたら、理想の単価にもっていくための単価戦略を組む。
集客は明確なターゲットに向けて情報発信し、来店までのキレイな導線を作る
顧客満足度の追求が従業員満足の向上に直結し、
会社として、従業員満足度の追求がお客満足度に直結するシステムの構築をする。
そのシステムが店舗経営を自動化させる事になるのです。
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